11/3レコードの日に思ったこと覚え書き

文化の日でありレコードの日である11/3は、RBMA主催CULTURE FAIRの一環で開かれたレコード・フェアに参加しました。事前の予想と違い(自分が甘い)、殆どのショップが中古盤を出している中、新譜のみでの出店となってしまいました。

以下は自分用に覚え書き:
多くの方が中古盤の箱をサクサクと楽しそうに掘っているのを眺めながら、みんなは何を探しているんだろう?という思いが沸き起こりました。誰かが何処かで紹介していたレア盤。見知らぬ街で生まれた音楽。単に自分が聴いたことがないカッコイイ曲。……というのをぼんやり考えながら、自分が新譜のお店をやっている理由も、よりはっきりと見えてきました。
自分は、まだ聴いたことがない未来の音楽を探したい。その驚きワクワクをお客さんであるみなさんと共有したい。その未来の音楽をより楽しむために知っておいた方が良い、礎となるような音楽を紹介していきたい……ということでした。数字的なことで極端に言えば、最近のシングルは300枚プレスだったりして、ということは世界でまだ300人以下の人しか知らない曲というのも沢山リリースされているわけで。
誰かが発掘した定番よりも、自分だけの定番や、自分にしかできない発掘や聴き方(という思い込みであっても)をしていきたい。もちろん、中古盤を否定するわけではない(僕も発掘作業は大好きです)のですが、DISC SHOP ZEROの役割はコレなんだな。これでいいのだ、と思ったのでした。新しい音楽を追っているからこそ、いにしえの音楽に別の光を見つけることもありますしね(これホント多い)。
会場内のプロジェクターから流れていた映像で坂本龍一が語っていた「アフリカ・バンバータが、クラフトワークやY.M.O.にヒップホップを見つけた」(うろ覚え)というのも、改めてナルホドと。たとえば今、初期DMZの曲から新しいジャンル(という枠ではなく概念…的な?)が生まれてくる感じというのかな。ちゃんとまとまってないですが……(だから覚え書きしてる)。
とにもかくにも、日頃の業務に追われているだけでは考えもできなかったことができたことも含め、レコードの日らしい、とても有意義な1日でした。立ち寄ってくれたお客さん、関係者のみなさん、ありがとうございました!!
Genre : 日記 ひとりごとのようなもの
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