円安なあ。。。輸出レコード屋なあ。。。 orz

アベノミクスの所為で10月から自転車通勤にしているわけですが、そのお陰(?)でほぼ毎晩、深夜まで開いている郵便局に寄っています。海外からの注文が猛烈に増えているんです。輸出レコード屋か?!ってくらい。
SAL便(※)っていう郵便サービスを使うと、国内の宅急便料金より安くロシアやブラジルまでレコードが届いてしまうんですね。円安の今、海外の人がこの値段を見たら「激安!!」と思うことでしょう。

↑は、2年前からドル+ポンドのレートの変動率をグラフにしたもの。2年前だと、まだ新品で仕入れることも可能というので目安にしたわけだけれど、同じレコードでも約45%実質値上がりしているというわけですね、この表によると。ココにも書いたことだけど、ゲンナリ。
流通の変化で同じタイトルでも卸値が上がっていたりするし、業者によっては、新譜の卸値がここ1年くらいで40%近く値上がりしているし(製造数を考えれば1枚あたりのコストが上がってしまうのは仕方ないです)。
さて「円よ、上がれ〜!!」と、政治資金の問題がありつつこの選挙でどのつら下げてか立候補したあの人のお父さんのように能天気なことは言っていられないわけですが、じゃあ何をするかと言えば、まずは選挙に行くしかないわけですね。
仮に自民党が圧勝したとしても(that's小選挙区制度の罠)、自民の政策を支持していない人がこれだけ居る、ってことを示していかないと……というか、そこからしかできないわけです。平民の僕らには。
FBにも引用した、ポリタス掲載の山崎雅弘さんのテキストをここでも引用して、本日のブログを締めたいと思います。
選挙、行ってくださいね。ゼロの選挙割も消費税分+α値引きしますので。今を生きる自分の都合しか考えず、「投票したい、投票するに値する政党が見当たらないから投票に行かない/白票を投じる」とか「誰か投票するに値する候補者を用意してくれれば、選挙に行ってやってもいい」「それができないのは政治サイドの責任であって、俺の責任じゃない」などと居直る、親に甘えた子供のような発想は、少なくとも国民が命がけで旧体制と戦って「民主化」を勝ち取った国では、決して出てこないでしょう。
与党には投票したくないが、かと言って野党の中で最も有力だと思われる政党も「気に入らない」ので票を入れたくはない——私も選挙のたびに、この種のジレンマと戦い続けていますが、大きな問題との対峙で小さな「自分の都合」や「自分の面子」を優先するのは、引いた視点や歴史的な観点で見れば、まったく合理的判断とは言えません。
※SAL便
日本国内と到着国内では船便として扱い、両国間は航空輸送するので、船便より速く、航空便より安いサービスです。.
これの漫画で思ったけど、ほんと「考える暇すら」作れないよね、ここのところ。僕もそうだし、「派遣から一歩出た仕事を探したい」と思っている若いお客さんもそう言ってる。思うつぼにはめられちゃってるよね。くそう。楔うたないと。... http://t.co/kEByPdHfnG
— Naoki E-JIMA (@discshopzero) December 10, 2014
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