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E-JIMA's blog

 DISC SHOP ZERO代表の個人ブログ。
 

ZZKの2CDとZERO特典にまつわるエトセトラ

ZZK RECORDS presents DIGITAL CUMBIA EXPLOSION
STRICTLY ROCKERS REVENGE 12 MOODMAN

RUDIMENTSから10月13日に発売される『ZZK RECORDS presents THE DIGITAL CUMBIA EXPLOSION』のZEROでの予約特典が(ほぼ)決まった。人気のDJ MIXシリーズ『STRICTLY ROCKERS』のひとつとしてリリースされた、MOODMANによる「MINIMAL MIX」をCD-Rでお付けします(進行次第では、もしかすると『同2』となるかもしれませんことが決定しました! 最新情報はは@DSZ_newsにて)。
まずはこの特典企画に理解と協力をしてくれたMOODMAN、SRシリーズのリリース元EL QUANGO HQ、そしてRUDIMENTSに感謝。ムードマンのMINIMAL MIXは、今回のZZK企画には欠くことのできない、そして多くの方に聴いておいてもらいたい重要な1枚なので、こんな形で実現できるのは本当に嬉しいです。
今回のZZK企画をG.N.T.くん(RUDIMENTS)から聞かされ、こんな感じでいつものように雑談していたときにフッと閃いたのがムードマンのこのMIXでした。デジタル・クンビアの「太さ」「遅さ」そして「ミニマル感」を上手く浮き彫りにさせてくれるのはムードマンしかいないと思ったのです。

80年代後半、「ダンスホールが最もダンスホールらしかった」時代の音、レーベルでいえばDIGITAL-Bあたりの音が中心、しかもその8割はシングルB面に入っている「ヴァージョン(ダブ)」! この「80'sダンスホールのヴァージョンのミニマルさを生かしてハウス的手法でミックス」されているのです。これが「MoodManによるMinimal Mix」あえて「MMMM」スタイルと名づけましょうか。聴いてみた印象は「???きょとん…」→「クスッ(笑)」→(爆音&リピートPLAY)→「スゲー!」こんな感じです。
『STRICTLY ROCKERS Revenge Chapter.12 -MINIMAL MIX- Selected & Mixed by MOODMAN』資料より

『MINIMAL MIX』は発売から随分と時間が経っていて入手困難な状態、でも多くの人に聴いてもらいたい。これを一緒に聴くことで、その人の中でデジタル・クンビア/80年代ダンスホールのまた違った聴こえ方がしてくればイイなと思った次第です。

だから、今回の特典企画はZEROというか僕の半ば暴走企画であり、通常の特典によくある「レーベルが企画/アレンジ/費用を負担」というのとは全く別の場所から生まれました。各方面への確認はもちろん、全部の費用はZEROの持ち出しです――こんなこと、自慢することでも何でもないのですが。でも、中にはG.N.T.くんがZEROで働いているから……云々といった下衆の勘繰りをする人もいたりするものですから、敢えて書いています(僕は別に気にしないけれど、G.N.T.くんは相当に悩み、心を痛めていました。そんなのオカシイでしょ?)。ZEROはRUDIMENTSに最も近いところにある店だけど、先行発売などで特別に優遇してもらっていることは一切ないです。誤解を生まないように、敢えてそういうものを避けてきました。条件は他店と一緒です。

こういう企画が生まれることだって、こんな風に実現できる環境だって、お金をつぎ込んだりとか力でゴリ押しとか、一朝一夕にできるものではないんです。関わってくれている方々の協力、経験や実績、そこから生まれる信頼など、これまでの積み重ねから生まれ/実現しているのです。それを単純な一点だけで見て変な風に誤解するなんて、僕らが一番毛嫌いするアッチ側のやっていることと同じじゃない?……なんて、脱線ついでに書いておりますが。僕は、僕が面白いと思ったことを真摯にやっていくだけだし、みんなもそれぞれが信じることをやっていけばいいんです。もっと面白い企画だってあるはずだし。


ZZKのCD(2枚組です)は、MOODMANのミックスもShhhhhの選曲も流石だし、アートワークも素晴らしい、強力な仕上りです。ここに書いた裏話はスッカリ忘れていただいて結構ですので、このCDはぜひともお求めください♪ →ご予約はコチラ

最後に。『STRICTLY ROCKERS』シリーズは、そのミックス/音の内容も然ることながら、リリース・インフォも面白く、リリースごとに楽しみにしています。今回、EL QUANGO HQの許可も頂きましたので、ムードマン『MINIMAL MIX』のリリース・インフォを下記に転載します。ぜひ読んでください。


STRICTLY ROCKERS Revenge Chapter.12 -MINIMAL MIX-
Selected & Mixed by MOODMAN


「いま日本で一番忙しいDJ」と言われる通り、まさに引く手あまたの大人気DJ、MOODMAN。もしかしたら「ハウスDJ」と認識されてしまっているかもしれませんが、古くからの活動を知っている人なら、本シリーズChapter5にも登場した異才L?K?Oとともに実験的な音を創りだしていたことや、マイアミ・ベースのパーティー「低音不敗」を西麻布クラブ・ジャマイカで主宰するなど、レフトフィールドで真に革新的なことをやってきたことをご存知でしょう。
また、そもそも彼がレゲエ?ダブ、特にON-Uサウンドの強い影響をうけ(「ダブ・レストラン」というレーベルも運営していた!)ていることも知ってる人は知ってる事実でしょう。昨今のON-U再評価の気運の中では、アフリカン・ヘッド・チャージやスリッツ?ニューエイジ・ステッパーズのアリ・アップといったON-Uにゆかりの深いアーティストを、雑誌でのインタビューやCDブックレットなど文筆面でサポートしたりもしていました。また先日のON-U総帥エイドリアン・シャーウッド来日ツアーでも、「日本代表はこの人しかいない」って感じでDJ共演してましたね。・・・てな感じで「MOODMAN=ON-U」という認識はある程度根づいているかもしれません。

が!MOODMANのレゲエ好きはそんなもんじゃないっ! やっぱりこの人は見事に、潔く、そんな「当たり前」を裏切ってくれました!こんなレゲエミックスCDありですか???ずばりアリでしょう。ただ、レゲエセレクターの常識、セオリーなんてものはハナっから無視してます。まさに新たな解釈、捉え直し。いまだかつてこんな「レゲエミックスCD」としてこんなものが世に出されたことはナイでしょう。さてその内容はというと・・・?

80年代後半、「ダンスホールが最もダンスホールらしかった」時代の音、レーベルでいえばDIGITAL-Bあたりの音が中心、しかもその8割はシングルB面に入っている「ヴァージョン(ダブ)」! この「80'sダンスホールのヴァージョンのミニマルさを生かしてハウス的手法でミックス」されているのです。これが「MoodManによるMinimal Mix」あえて「MMMM」スタイルと名づけましょうか。聴いてみた印象は「???きょとん…」→「クスッ(笑)」→(爆音&リピートPLAY)→「スゲー!」こんな感じです。

そもそも、ダンスホール全盛の80年代のヴァージョンなんて、70年代のダブ黄金期の、「ダブが芸術として完成されていたころ」に比べると、「おまけ」というか、さして変化もないようなミニマルなループの繰り返しなんですが…MOODMANはその「ミニマルさ」「派手な展開のなさ」にこそ魅力を見出した!
変化が乏しいかわりに、チープなリズムマシンならではの音色の魅力や、極端に削ぎ落とされた音数の少なさにこそ最大の特徴がある80'sダンスホールトラック。しかもそのヴァージョンともなると延々ワンフレーズループ、たま?にヘンテコな転調、声ネタ。こんなヴァージョンがハウス的にロングミックスされているものだから、パッと聴き単調なんですが、そのかわり「ちょっとした音色の変化まで聴き逃したくない」と、音に集中して聴いてしまうんです。「あっ!いまスネアの音が変わった!」みたいに。さらには、3つぐらいのトラックが行ったり来たり、上モノだけ残して次の曲のベースラインをミックス、かと思ったら、また2つ前の曲のドラムロールが戻ってきたり、ヌボ~っとボーカルが浮き沈みしたり…この辺もまさにハウス的ミックス。こんな感じでロングミックスされているもんだから、例えば冒頭の「Peanie Peanie縛り」の「忍耐」「我慢」が解けた時の「ためてためて開放する」快楽といったら!

油断して聴いちゃうとビックリします、このミックスCD。単調の中の躍動、よく聴くとかなりの玉手箱。ぜひ爆音やヘッドフォンで聴いてみてください。80年代ダンスホールトラックの「ヘンテコないい加減さ、ルーズさ」も存分に伝わるでしょう。MOODMANがニヤニヤしながらミックスしている絵が目に浮かびます。

[トラックリスト]
『Chapter12: MOODMAN / MINIMAL MIX』は、80年代後半?90年代初頭のダンスホールのヴァージョン(ダブ/インスト)が主体となっています。MOODMAN本人多忙のため、誠に申し訳ありませんが現在のところ、正確なトラックリストをご用意することができませんでした。そこで、レーベル側で聴いて、トラック名を表記しました。ただ、今回「ダンスホールのヴァージョンをハウス的にミックスする」という主旨で制作されているため、2?3つのトラックが行ったり来たり入り組んでいます。曲のボーカル(上モノ)を残して次の曲のベースラインのみとミックスしたり、また前の曲のドラムだけが戻ってきたり・・・というような具合です。ですので、いつものような「曲順リスト」を作成することは難しく、あくまで大まかな「収録トラックリスト」としてご参照ください。少しだけ入っている超無名トラックは名前を判別できなかったり、複数呼び名のあるトラックは有名な名前で表記したり、という部分もあることをご理解いただけると助かります。レゲエ専門セレクターのセオリーを無視した、MOODMANならではのダンスホールダブの新しいミックスというユニークな解釈をお楽しみいただければ幸いです。

トラック名、[そのトラックのA面または有名曲]、(レーベル)の順に表記しています。
●PEANIE PEANIE (DIGITAL B) ●AFRICAN BEAT
●v175 [COURTNEY MELODY / BAD BOY?FLOURGON / BIG BATTY GAL?SANCHEZ / SAD SONG Version] (TECHNIQUES)
●REAL ROCK
●JUMP AND SPREAD OUT [SHABBA RANKS / MAMA MAN Version] (DIGITAL B) ●REALITY TIME [ADMIRAL TIBET / REALITY TIME Version] (DIGITAL B) ●PAY DOWN PON IT [SHABBA RANKS / PAY DOWN PON IT Version] (DIGITAL B) ●v176 [PAPA SAN & LADY G / LEGAL RIGHTS Version] (TECHNIQUES)
●DUCK [RED DRAGON / DUCK Version] (JAMMYS) ●NO TROUBLE WE [TIPPA LEE & RAPPA ROBERT / NO TROUNBLE WE Version] (RED MAN) ●SHE IS MINE [BARRINGTON LEVY / SHE IS MINE Version] (BLACK SCORPIO)


MINIMAL MIX 2 by MOODMAN
 
 
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